無垢フローリングの輸入販売の事業と共に当社の木材事業に古材の販売事業があります。
２００５年に始めた事業は多くの古材を譲って（買取）いただける方とそれを使っていただける方（お客様）とを当社がビジネスとしての事業として取り組んでまいりました。

スタートした当初はお酒の席などで友人などに冷やかされたりされたこともありました。
古材活かして再利用する。古材は立派な無垢材で天然乾燥で仕上がっているまさしく古財だと思うのです。

今回は「古材」の特集とのことでした。
これまでもテレビ関係は何度も取材を受けてきましたが、事前に仕込まれている番組の内容が少しふざけている様な内容、つまり「お宝発見」みたいな感じだったのでここ数年は取材はお断りしていました。

しかし、今回はさすがNHKさん、内容が本物で私も共感しましたのでお受けすることにしました。

当社の京都古材市場のストックヤードの全貌や古材を古財に仕上げる工程などを一生懸命お話ししました。プロデューサーさんも古いモノや古材が大好きな方でとても話しやすく、古材の持つ価値や考え方をお伝えできる機会ができて良かったです。

そしてこの施工事例が　店員さんとお客様が来店時に最初に向かい合うハンドオフアクンターの腰壁に幅広のオーク材の表面をウエーブ状に加工して仕上げてみました。自然素材が持つ素材の濃淡と味わいと表面の加工痕に目を惹きます。
こちらも政令都市の主要駅前の旗艦店のため常に世界中からの観光客を含む多くのお客様で賑わっています。

「木」と「カフェ」の良い関係の真ん中には「人」がいます。
カフェでは単にお茶をするだけでなく、リラックスできたり、コミュニケーションが取れたり人に取ったら大切な時間です。そんな「時を刻むいい時間」を過ごせるＷＯＯＤ ＣＡＦＥ作りのお手伝いが出来れば嬉しいです。

当店のお膝元である京都市もたくさんの観光客で賑わっています。
「京都に貴て本当に良かった！」と思ってもらえるお店づくりや無垢材選びのお手伝いが出来れば嬉しく思います。

今回は２年前から始めた新しい試みで「古材×レジンテーブル」に挑戦してご披露しました。古材柱を帯鋸で丁寧に製材して透明のレジンを流して制作しました。すると古くて新しい価値観が見い出せた気がしています。

放送は来年の１月１２日（金）ＮＨＫ総合（全国）１５時頃からの放送です。
究極の無垢材の古材が誰でも気軽に使える様になってきました。
ＳＤＧＳにも絡み環境問題、心の捉え方など、古材事業から学ぶことは本当に多いです。

木からたくさんのことを教わっている気がします。