杉板を斜めに下から横張りで順番に貼っていきます。
重ねて貼ってゆくので、とても立体的な貼り上がりになります。
木製の住宅の外壁に・・・。
窯業系のサイデイングとは本物の重厚感が違います。
外構工事(門扉やフェンス)にもいいでしょう。
一般的なサネ形状の壁材を外部で使うと、日光で基材が反って暴れて大変なことになります。コイツなら重ねシロがあるので安心です。
もちろん、住宅内部にもご利用いただけます。
立体的な雰囲気を巧く演出してみてください。
■京都杉の活用の歴史は、西暦1200年にさかのぼります。
一年間を通じて山の気温が比較的安定していることから、京都産の杉は生命力が強い杉として評されてきました。
特に、赤身の濃い部分の含有率が高く、木に含まれる油成分が高く、しなやかで粘りのある木材として知られています。
特に京都北山杉を代表とする杉材は、京都の地で古くから残っている歴史ある寺社仏閣によく使われ、何百年経った今も残存することからその木の持つ持続的な力に驚かされます。
特に京都杉は、周りの空気を清浄・浄化する作用があり、住宅の床と天井に杉無垢フローリング・杉羽目板を貼ると、全表面積の50パーセントを覆うことになり、そこに住まう人にとっても大変快適に過ごすことが可能になります。
また、京都府内産杉の特徴は、木管である、仮導管が比較的大きく断熱効果が高いのです。
あの奈良・正倉院の内装に杉が惜しみなく使われていたことは有名ですが、当時の聖武天皇の宝物が今も尚、綺麗なカタチで残っているのは、その空気清浄と断熱効果により、常にその部屋の環境(温度や湿度)を一定化していたところが大きな理由の一つなのです。
そして、更に京都府内産杉フローリングは、安眠作用や気持ちを安定させる成分のひとつでもある、フイトンチッドの含有率が杉丸太の芯材周辺には多く含まれ、穏やかに暮らすことに貢献してくれることでしょう。
更に肌触りが滑らかで、丸太の縦の通りが良く年輪が緻密な素材が多いのです。