カナダ西海岸の銘木『ウエスタンレッドシダー』のご紹介です。
この樹種は材木屋さんの中ではベイスギと呼ぶ方も多く古くから日本の住宅にも使われてきた素材です。独特の甘い香りが魅力で優しい気持ちにさせてくれる木材です。
昨今は壁や天井に羽目板・パネリングとして施工されることが多く見受けられる様になりました。
ただ、基材の赤身と白太の色のコントラストが激しく、「板の色柄をバランスよく濃淡を見極めて大工さんが
施工することがとても難しいんです!」というお声が多く寄せられました。
確かにその通りで、大工さんの施工によって仕上がりや見た目の印象が全く異なることに気づき、どの様にしたらこのウエスタンレッドシダーをどなたが施工されても美しく映るかを考えてまいりました。
そこで考え付いたのが「パネル化」なんです。羽目板の色柄を事前にバランスを見て、人気のフレンチヘリンボーン柄に
してレッドシダーの無垢材を薄板合板に貼り込んで仕上げました。長さも一般住宅の天井まで貼れる長さにしてありますのですばやく施工ができます。その手間は1枚1枚を貼る時に比べきっと10分の1以下でしょう。
このパネリングのお奨めの用途としては リビングのメインになるテレビボードの背景や玄関、そして天井にバランスよく貼るのもいいでしょう。
とても香りの良い樹種ですのでカフェやレストランなどの商業店舗の壁面全面に貼るのもとてもカッコイイですね!
このウエスタンレッドシダーのフレンチヘリンボーンは、無塗装の状態が一番美しく映えますので
表面塗装は特に不要です。少し汚れたらペーパーやすりで磨くだけで再び甘い香りが辺り一面に漂ってきます。
最近の住宅や店舗の施工事例をインスタグラムやピンタレストなどのSNSで拝見していると
壁紙の色変で楽しまれている方が多いですよね。
住まいや商業施設では、見た目の視覚だけでなく、その空間に身を置いた際にどれだけ心地いいか?ということは
とても大切な要素だと思います。
「大切なものは目に見えない。」
星の王子様の名セリフですが、目に見えない価値とはこの場合は居心地です。このパネルは壁紙より高価ですが、
メインの空間にはちょっと無理して貼ってみてください。きっと快適な空間になり喜んでいただけると思います。
大工さんの手間賃を含む人件費が高騰する中、工事期間を短縮してゆくことも大切ですよね。
無垢材×既製品化=早くて美しい空間の創造を。
このウエスタンレッドシダーのフレンチヘリンボーン 矢張りパネルは今の時代に
合った無垢材の建材であると思います。
カットサンプルはお送り出来ませんが当社の無垢フローリングショールーム
「無垢ギャラリー」でご体感ください。